
19日にインディアナポリス・モータースピードウェイで開催されたiRacing インディカー・シリーズ インディ500。2度目のインディ500に挑んだりさ~んが4位でフィニッシュした。
アメリカ人インディアナ州出身のRyan がINDY500優勝を果たした。
多くのマシンがパック走行時の不安定さとプッシュに悩み、ダウンフォースを多めに設定していたが、りさ~んのマシンはドライバビリティに優れ、ダウンフォースも比較的少し少ないものを採用していた。
りさ~んは2列目のインサイドからスタートと好位置であったが、隊列中のバランスとタイムを考え、7周目に早々とピットストップを終える。後から考えると、このピットストップは順位を失っただけであった。
単独走行時のペースには非常に自身を持っており、序盤の単独走行時に自身ベストタイムを記録した。しかし、パック走行時は去年以上にオーバーテイクが難しく、なかなか抜けない状況でジリジリタイムとポジションを失っていく。

理不尽な Stop&Go ペナルティ
28周目のコーション時、スローダウンしていた車に気づかずコントロールラインまでにオーバーテイクしてしまう。
31周目、イエローフラッグ無視でStop & Goペナルティを受け、21番手 隊列の最後尾に下がってしまう。
Yellow Flag !!
勝敗の決め手は179周目に起きたPennzoilカラーのクラッシュ。もうコーションが起こらないと判断したライバル達は最終ピットを終えていたが、りさ~んはまだステイアウトし3位まで順位を上げていた。
グリーンフラッグが振り下ろされた時、5番手を走行し、ゴールまでは残り18周。情け無用のスーパースプリントレースが開始された。

リスタートでは6位に順位を下げてしまうが、185周目、すぐに順位を取り戻し5番手に浮上する。順位を上げるとすぐ4位の背中が見える位置まで迫る。彼自身がマシンバランスに最高の自信を持っており、単独走行では最も速い集団にいたからだ。
しかし4位のドライバーはトップスピードが早く、抜きあぐねている間に1~3位が逃げていく。
そして197周目、ターン1でインサイドを刺し4番手に浮上するが、既に前とは3秒のギャップがあった。ホワイトフラッグ時、3位とは1.5秒まで迫る。残り3周で1秒以上差を詰めるが、残した貯金は多かったようだ。そのまま4番手でチェッカーを受ける。
残り3周時点ではりさ~んが最も速く、もっと早く4番手を料理していればと考えると後悔が残る。しかし、一時21番手まで下がったが作戦とペースでここまで上がってこられた事は非常にポジティブだ。来年のさらなる活躍に期待したい。
Crew Comment

りさ~ん, #3 driver:
「とにかく完走出来て、とても嬉しく思う。もしかしたら優勝も出来たかもしれないけど、今週の調子からいってこの結果には満足しているよ。本当にトラブル続きで、昨日ようやく走れるようになったんだけど2時間も走らないうちにまたトラブルが出てしまった(汗)でも決勝ではトラブルもなくセットアップもとても良かった。走っててとても楽しかったよ(笑)スポッターのスク水代表もとてもいい仕事をしてくれた。感謝しているよ。彼がいなければ今回の結果はなかったと思う。
来年は勝てるように頑張るよ!」

スク, #3 Spotter:
「今回は勝てるマシンに仕上がっていたと結果を見て思ったよ。だから大きなギャンブルもする必要がなかったし、堅実に、確実に上を狙っていった。しかし序盤に失ったものが多く、戦略的にもライバル達より不利な状況が長く続いた。単独のペースが良いことはデータ上でも分かっており、抜けば引き離せる事が分かっていたが故に、最後のコーション明けからは足がバタついていたよ笑。昨年よりもかなりポジティブなレースだった点は私自身も嬉しい。いつかこのレースでミルクを被ったぱんにゃを見てみたいね。」

Julian Suchalgh's, chief technical officer:
「Dallara の新型エアロパッケージは昨年に比べるとパック走行時のダウンフォース抜けが多いように感じた。前日のチーム内パック走行では、ダウンフォースを削り過ぎてもコーナーのスピードを稼げない事がわかっており、少なすぎない程度のダウンフォース量を目標とした。また、パック走行の練習から、ドラフティング時のウェイトジャッカーの値等を事前に打ち合わせし、セットアップを微調整出来た。オーバーテイクに苦しんでいた為、バランスは良かったが、もう少しストレートスピードを上げても良かったかもしれない。改善の余地ありだ。」
2018 iRacing Indianapolis 500 Race Results @Split12
Indianapolis Motor Speedway
May 19, 2018
TIME OF RACE
02:39:08
CAUTION/LAPS
6/18
LEAD CHNG/DRV
24/8
AVG SPEED
188.5 MPH
BEST LAP SPEED
225.6 MPH
TOP SPEED
236.1 MPH
Qualifying Result
1st:#1 Rodrigo
2nd:#2 Ben
3rd:#3 りさ~ん
Race Result
1st:#22 Ryan
2nd:#9 Jackson
3rd:#18 Bruno
4th:#3 りさ~ん
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