· 

Jeffと計神教の御加護

 GTEクラスも2年前からのリベンジマッチだが、太陽の名前を授かりHiMA SHINE TORNADOとしてLeMans24へと臨む。

(決してHiMA タヒネ トルネードではない)

 

 GTEクラスは比較的若手ドライバーが多く、熟練のドライバーのクルガヤとyokop-のペースに全てがかかっていた。今回からフル参戦するテルルも準備は万全だが、初の24時間ということで緊張で腕とフレーム(コックピット)が震えていた。

 

Porscheの戦闘力は予選結果を見ても歴然だが、終盤に向けたセットアップを組んでいたが故に、予選は苦戦を強いられた。仮に序盤寄りのセットアップを施していてもシングル順位を取れていたかは怪しいだろう。GTEクラスは年々熟練度が増していき、周りのレベルが非常に高くなっていた。

 

スタートで出遅れた分夕方から夜にかけての追い上げを行うも、上位勢のペースがよくなかなかギャップが縮まらない状態で夜を迎える。

神の御加護 #とは

 夜のセッションに近づき、yokop-とテルルは快調にポルシェを乗りこなす。しかし、一瞬の気の迷いがLeMansでは命取りだ。

 

テルトルルージュで体制を見出したyokop-。およそ200km/hでウォールにサイドをヒットし、一同がピットの準備をしていたが、なんとマシンは無事だったのである。

 

STRが信仰している計神教によると、これは計神による日頃の信仰の恩返しによるものらしい。


暴れ狂うJeff

続く夜中のセッション。

 

今回はLMP2とGTEクラスの混走となり、GTEクラスのPorscheはARXを前に行かせなければならない。ただし、それはLMP2クラスが正しいラップタイムで走っている時に限った話である。

 

iRacing Today motorsports はこの常識を覆し、yokop-を抜いたにも関わらず、その差を広げようとしない。それどころか、ハーフスピンやコースオフ等危険行為を目の前で繰り広げてしまう。

 

痺れを切らしたテルルは相手ドライバーのJeffに心配のPMを送るも状況は改善されず、Jeffと共に仲良し走法を始める。

この出会いが、後の感動の再開を生むとは、この時誰も思っていなかったのである。


 神の御加護を受けた場面を除き、マシンに外損がない状態での夜明け、正午の走行を続け、ただひたすらに周回数を重ねる。周りの車両が続々とリタイヤをしていく中、今年の耐久レースで幾度となく見られた図太い走りで着々と順位を上げていく。

 そして最終スティントとなる残り50分時点で、チームとして初走行となるムスケが走行を開始する。走行練習があまり取れない状態での走行となっていた事や、1桁順位を走行している事が重なり、チーム員総出で走りを見守る。ラップタイムは問題なく、走りも問題ない。しかし50分という走行時間に問題があり、最低周回数を走行することができなかった。これには全員が頭を悩ます。

 

 幸いにもDQとなることは無く、7位のままフィニッシュを迎える。

 チームとして24時間の連続シングルフィニッシュを更に重ねることに成功し、全員が安堵する。

 

LeMans24のGTEクラス参戦は2年ぶりとなったが、前回は度重なるクラッシュにより24位だった。しかし今回はマシンやドライビング、レース準備、全てにおいて盤石の体制で望み、本来の位置を勝ち取ることに成功する。

勿論、最終目標であるLeMansの勝利までは程遠い結果となったが、この一歩を当たり前にすることが非常に重要となる。

 

次回は2020年の24時間レース最終戦、スパ24時間。GT3選手権です。

Crew Comment


HiMA SHINE TORNADO

クルガヤ, #10 driver:

「目標は無傷、良ければ一桁順位でフィニッシュ!!!

LMP1クラスとGTEクラスに分かれて、24時間耐久レースで2連続スタートドライバーと言う重圧に潰されながらのスタートでした。LMP2が24台、GTEが31台の計55台の中、クラス順位ほぼ最後尾25位からスタートです。いざスタートしたら案の定2コーナーで並ばれた事で緊張してしまい、シフトミスで体制を崩して最後尾になってしまいました。まだ始まったばかりなので焦りはなかったですが、思いのほか他のマシンのラップタイムが遅かったので、1週目終わりには隊列に戻ってこれたのが良かったですね。後は、自分の最初の2スティントでどこまで順位を上げれるかと勝負でした。順調に順位を上げていく中、1スティント終了時には13番手まで大きく順位を上げる事が出来ました。その後の1スティントは前のマシンも速くて、そのままの順位で自分の最初の仕事は終了し、次のドライバーに無傷でバトンを渡せてすごく良かった。その後は大きなトラブル??もなく進んでいき、見事結果は1桁の7位で終わる事ができました!!!さらには無傷で24時間走り切ったのは今年のデイトナに続いて2回目!!走ってて本当に楽しかった!!本当にGTEクラスのドライバーの皆さんありがとうございました!!次はまた一ケ月もないけどスパ24時間レースこのコースはあまり得意じゃないので他のドライバーに託します!!」


yokop-, #10 driver:

「久々に楽しくレースをすることができた気がするよ。前回のセブリングでは不甲斐ない走りをしてしまったけど今回は持ち込んだセットがよくとても良かった。1度タイヤバリアに突っ込んでもうダメかもと思ったけど、何故か無傷で済んで何事もなくレースを終えられたからよかったよ!」


テルル, #10 driver:

「私にとって今回が初のビッグイベントで、yokop-選手より交代し乗り込んだ瞬間はとても緊張していました。しかし、1LAP,2LAP,...と重ねるうちにリラックスして走ることができ、6スティントの予定が7スティント走り切ることができました。途中バグ...もとい『神の御加護』もあり、インディアナポリス・コーナーでのクラッシュはなかったことに。タイヤ無交換作戦も素晴らしく上手くいっていましたが、自身のミスにより車両にダメージを負ってしまい悔しい結果となりました。次戦はぜひ、最後まで神の御加護がほしいところですね。」


めだっち, #10 driver:

「今回いろいろな状況の中、まず参戦できたことに感謝します。夜の2スティント…暗く、視程の無い中なんとか走りきれてよかったです。そのあとのスポッターとスクショ班としてバーチャルカメラマンできたのはかなり楽しめました。次のスパに向けてまた力を蓄えます。

 

ところでPorsche 911 GT3Rはいつ出てきますか?


しーなありさ, #10 driver:

「今回のレースはとてもエキサイティングだったよ!チームのところに遊びに行ったら走ってみないか?って言われたんだ。本当に驚いたよ。レースが数日前なのにシート合わせもして無いドライバーを起用するんだから面白いチームだよね。1スティント練習してすぐレースだったよ。何度かミスはあったけどマシンを無事に次のドライバーに渡せてよかった。レース中もチームはいい雰囲気だったし、心地良かったよ。また機会があればちゃんと練習してチームに貢献したいね!」


ムスケ, #10 driver:

No Comment


LeMans 24H classification @split19


Qualifying Result

Pos Team Car Best Lap Gap
1st Dutch Legacy Racing Porsche 911 RSR 3:49.199  
2nd Team Mancos Porsche 911 RSR 3:49.777 +0.579
3rd Team Overstuur Porsche 911 RSR  3:49.795 +0.596
25th HiMA SHINE TORNADO Porsche 911 RSR 3:53.053 +3.854 

Race Result

Pos Team Car Gap Laps
1st Team Overstuur Porsche 911 RSR   361
2nd AMPERSOUND MEDIA TEAM Ferrari 488 GTE -2 Laps 359
3rd jD SimRacing Blue Ferrari 488 GTE -3 Laps 358
7th HiMA SHINE TORNADO Porsche 911 RSR -4 Laps 357

LeMans24h Lap Chart

下記は各ドライバーのラップチャート及びラップタイムの安定度を示したものである。

青枠は一人ずつ最も安定したスティントを抜粋したものであり、右の青数字はスティントのラップ上下の幅を示す。

また、Incidentを受けたラップは赤色でバツ印を追記している。