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2年ぶりのリベンジマッチは完全燃焼の3位

 LeMans24といえば、2年前のLMP1クラスの雪辱の2位。あの時はマシンもコースもドライバーも手探りな状態で迎えたわけだが、今回は違う。

 

 優秀なドライバー軍、LeMansウィナー揃いでコースへの習熟は充分、Audi R18への開発も完成されている。前回に比べ自身に満ち溢れた状態でLeMans24を迎えた。

  

2年ぶりの参戦となったLMP1クラスは予選で5番手を獲得し、スタートはスクが担当するが、1時間程度経過した時点で後続のPorsche 919に追突され20秒を失う。

 

ピットの修理により一時LMP1最後尾まで下がるもAudiのペースは非常に良く、続々と順位を追い上げることに成功する。

 

スタートで出遅れた分夕方から夜にかけての追い上げを行うも、上位勢のペースがよくなかなかギャップが縮まらない状態で夜を迎える。

鍔迫り合いが続く展開

 夜のセッションはだっちんとスクが淡々と走ったが、大きなトラブルもなく走るも1位との差は縮まらず、時間ばかりが進んでいく。

 

それどころか、だっちんがピットに入り難聴になってしまい、緊急ピットインを余儀なくされる。大した時間は失われなかったが、鍔迫り合いの中ではこの時間も貴重なロスタイムとなった。


Porsche vs Audi

夜間は耐久レースの戦力図は変わらず、Porsche vs Audiの構図のまま夜明けを迎えることとなった。

 

夜明けにユサとKが走行しても差は縮まらず、お互いがお互いの状況に常に気を配りながら時間だけが経過していく耐久レースらしい展開となった。

Audi R18はすこぶる快調に走行できたが、それと同等かそれ以上のペースでPorscheが猛追を続ける。


 

 細かなミスが少しづつ重なり、1位とのギャップが少しづつ開いていく。りさ~んが最後5スティント走行しても状況は改善せず、3位のままチェッカーを受けることとなる。

 お昼から夜にかけては非常に力強いペースで上位を追いかけることが出来たが、夜明けから少しアンダーステアが目立ち始め、本来のペースから1秒程遅れた状態での走行となったが、それがなくても1位まで届いていたかは分からない。

 2年前のLeMans24は私のミスもありピットでの修理やバックマーカーとの接触があった上での2位だったが、今回はほぼノーミス状態での3位。STRよりも他チームのほうがより改善していたことは、このことから明白である。今回の3位は悔しい気持ちもあるが、完全燃焼だった。次回はより一層強く、そして速くなるべく残りのレースを迎えたい。

Crew Comment


Shanghai Tamon Racing

りさ~ん, #8 driver:

「まず大きな事故に巻き込まれる事なく、無事に24時間走りきれてよかった。ミスと言っていいミスも無かったし素晴らしい24時間だったよ。僕達は優勝目指して走っていたんだけどトップ2チーム(特に優勝したチーム)はとても速かった。最後まで諦めずに走ったけど追いつく事は出来なかったよ。結果的に3位だったけど2年前に比べたら遥かにレース内容は良かったと思うんだ。でもやっぱり優勝目指して走ってたから、負けて悔しいのは変わらないよ。だから来年は今年よりも強くなってまた挑戦するよ(=゚ω゚)ノ」


だっちん, #8 driver:

「今年のLeMans 24Hも無事に終える事が出来てホッとしているよ。自分は、夜のスティントの担当だったけど小さなトラブルはあったものの無事故でスティントを終える事が出来て良かったよ。ここまで順調に行ったLeMans 24Hは、初めてじゃないかな。今年は、初のLMP1クラスに乗ったけど、何とか形に出来たから安心したよ。来年は、もう少しペース良く走れる様にしたいのと優勝を目指して頑張りたいね。」


ユサ, #8 driver:

「今回は初のルマン、LMP1ということもありチームに貢献というよりはなんとか足を引っ張らないようにというつもりで準備をして臨みました。ペース、ファステストラップ自体はチームから遅れることなくよかったものの、ミスが目立ち結果的に前と差を広げ、後ろと詰まる形になってしまい反省点が残るレースになりました。それでもチームの他のドライバーの頑張りもあって初ルマンで表彰台の一角に立てたという結果には満足しています。 

次のスパについては不参加となりますが、それ以降でなんとか結果を残してシングルフィニッシュを継続しポディウムの中央に立ちたいですね。」


K, #8 driver:

「前回は惜しくも2位で悔しい結果になったので今年こそ優勝を目指して走りました。個人的の評価としては途中でスピンをしてしまいましたが、無傷で帰ってこれたので満足です。次こそ優勝したい。」


スク, #8 driver:

「LeMansのコースや雰囲気はいつ何時も変わらず素晴らしいものだった。素晴らしいマシンに素晴らしいコース、この状況で100周以上を走ったが、楽しくてあっと言う間だった。結果は満足行くものではなかったものの、我々が持てる全ての力を出し切った上での3位だったので後悔はしていない。今年のAudiは前回の反省を活かしストレートから少しだけコーナリングにマシンバランスを振ったが、それが功を奏して無事故という結果を生んだんだとおもう。車両差を考えると、あともう少しだけストレートに振っておけばと思っているが、来年への課題だ。何よりも、LMP1クラス、GTEクラスともにシングルフィンッシュできて本当に良かった。スパでも勿論継続だ。」


LeMans 24H classification @split8


Qualifying Result

Pos Team Car Best Lap Gap
1st Twisted LMP1 Yellow Audi R18 3:17.720  
2nd High-G Sim Racing LMP Team Audi R18 3:18.445 +0.725
3rd Team XD Racing 919 Porsche 919  3:18.641 +0.921
5th Shanghai Tamon Racing Audi R18 3:18.755 +1.035 

Race Result

Pos Team Car Gap Laps
1st DWS- ENDURANCE (RED) Porsche 919   414
2nd E (Brake) Boys Porsche 919 -47.872 414
3rd Shanghai Tamon Racing Audi R18 -1:47.947 414

LeMans24h Lap Chart

下記は各ドライバーのラップチャート及びラップタイムの安定度を示したものである。

青枠は一人ずつ最も安定したスティントを抜粋したものであり、右の青数字はスティントのラップ上下の幅を示す。

また、Incidentを受けたラップは赤色でバツ印を追記している。